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歴代プリウスと比べて完成度はどうなの!? 20系プリウスを徹底チェック!

 

皆さんこんにちは!ABEXです!

 

今回は、『20系プリウス』についてご紹介したいと思います!

 

Youtubeでもインプレッション動画をあげているので是非そちらもご覧ください!

↓↓レーシングドライバーが20系プリウスを徹底試乗!↓↓

 

 20系プリウスのご購入を検討されている方、興味をお持ちの方は是非最後まで読んでみて下さい!!

 

 それでは見ていきましょう!!

 

◆『○○系』って何?

 まず、今回紹介する20系プリウスは2003年〜2011年に生産された2代目となります!

 ちなみに「○○系」というのは型式番号から来ています。

 

○プリウスの世代・呼び名・型式番号

車種 世代 呼び名 型式番号
プリウス 初代 10系 HK -NHW10

ZA -NHW11

2代目 20系 ZA -NHW20

DAA -NHW20

3代目 30系 DAA -ZVW30
4代目 50系 DAA -ZVW50

DAA -ZVW51

DAA -ZVW55

6AA -ZVW51

6AA -ZVW55

プリウスα 初代 40系 DAA -ZVW41
プリウスPHV 初代 35系 DLA -ZVW35
2代目 52系 DLA -ZVW52

6LA -ZVW52

 

 上表を見てもらえるとわかると思いますが、呼び名は世代順ではなく型式番号によって付けられています。

 今まで呼び名は、世代順だと勘違いされていた方はこれを期にぜひ覚えて下さいね!(笑)

 

 

 

◆20系プリウスを試乗してみて

 私はこの車を試乗してまず最初に思ったのは、当時の車としては完成度が高いということです。

 

○内装

 ダッシュボード周りは非常にスッキリしていて前方視界が非常に良いです!

個人的にはステアリングが小径で使いやすくてお気に入りです。

 

○乗り心地

 発売から15年以上経っているとは思えないほど滑らかな走りです!

・発進時

 発進時にはモーターがアシストし、シフトショック無く加速していきます!

そしてCVTなので低速域では本当に滑らかですね!

※CVT(Continuously Variable Transmission )とは、変速機のことです。

 

・発進後

 エンジンとモーターの関係ですが、あくまでエンジンがメインでモーターがアシストする形なので運転のフィーリング的にはガソリン車と大きく差はありません。

 またハンドリングは、当時の車でよくあったトルクステアがかなり抑えられています!

※トルクステアとは、ハンドル操作を行っていないのに車両が勝手に曲がろうとしてしまうことです。

 そしてこちらのプリウスは駆動方式がFF(Front engine Front drive)となっていますが、同時期に販売されていたFF車であるポルテ(トヨタ)やアイシス(トヨタ)と比べるとかなりスッキリしたハンドリングになっているので非常に疲れにくいですね!

※FF(Front engine Front drive)とは、フロントエンジン・前輪駆動を意味します。

 

・高速道路走行

 まず直進安定性ですが、ホイールベースが短いような不安定感はちょっと気になりますね!

20系・30系・50系プリウス共にホイールベースは2,700mmですが、モデルが新しくなるほどホイールベースが伸びたような安定感が増します!

※ホイールベースとは、車体を真横から見て前輪と後輪の車軸間の長さのことです。

 またボディ剛性の方ですが、全体的にきしみ音が気になりますね!

極端にボディ剛性が低い訳ではありませんが、この辺りは年式の古さを感じるなと思います。

※ボディ剛性とは、車体骨格のたわみにくさ(強度)のことです。

 足回りですが、全体的に柔らかめでふわふわした様な乗り心地です。

ふわふわしている分ピッチング量が多く、重心位置がもうちょっと低くなってほしいなと思う所とトーションビーム式サスペンション特有の突き上げ感やバタつきは気になりますね!

※ピッチングとは、車体の左右を軸にした回転運動のことです。ブレーキを踏むと車体が前のめりになり、ブレーキを離すとその反動で車体の後方が沈む様な現象のことです。

 

・比較(30系、50系)

 今まで30系、50系プリウスを乗って来ましたが、新しいプリウスと乗り心地を比較すると30系に関しては重心位置が低くゴツゴツ感が多い印象でした。

50系になるとリアにダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用したことによって乗り心地と走りのバランスが取れたのかなといった印象です。

何度か20系プリウスでサーキットを走った事がありますが、ロール量が多くボディ剛性の低さから来るグリップ不足で正直怖かったです(笑)。

※ロールとは、コーナリング時に車体が外側に傾くことです。

 

◆燃費について

 肝心の燃費の方ですが、街中で18km前後、高速道路で20km前後です!

 ちなみにモデルが新しくなればなるほど燃費は向上します。

ただ、それは技術の向上もありますが、20系→30系→50系と徐々にパワーが落ちているので正直パワーの差だと思います。

特にエンジンが稼働する中速域での伸びは20系プリウスが優れているでしょう!

しかし、高速域になると空力の影響からか50系プリウスの方が伸びます!

 

◆まとめ

 この車(20系プリウス)を一言で言うと、リーズナブルで実用的なハイブリッドカーです!

実用域では運転しやすい素直なハンドリング特性を持っており、後席はタクシーでも使われるぐらい広々としています。

車内が広いハイブリッドカーが欲しいけど値段は抑えたいと思う方には『20系プリウス』は最高の選択肢だと思います!

 

 Youtubeでも詳しくお話ししていますので、是非そちらの方もご覧ください!!

 

 以上、ABEXでした!