クルマ バイクのインプレッションをお届け!
SUV

新型ライズハイブリッド Gグレード 走行性能をインプレッション

 

皆さんこんにちは!ABEXです!

 

今回は、

『トヨタ ライズ Gグレード』の実車レポートです。

Youtubeでもインプレッション動画をあげているので、是非そちらもご覧ください!

ではさっそく見ていきましょう!

 

◆ライズハイブリッドの紹介

2駆モデルに1.2リッター3気筒エンジンが新たに追加されました。

 

このハイブリッドはダイハツが開発したe-SMARTハイブリッドシステムを組み合わせたものとなっています。

トヨタのTHSⅡと異なり(THSⅡはエンジン主体のハイブリッド)

駆動源はモーターになっており、エンジンは発電するためだけに搭載されています。

 

走り出しの印象

 

走り出しは非常になめらかです。

モーター駆動なだけあって停車時から発信する時は特に違いがわかります。

 

ただバッテリーの容量が小さいため、エンジンはすぐにかかるようなイメージです。

なので、同じ方式をとっているノートe-POWERなどと比べるとモーター駆動を実感しづらいのかもしれません。

アクセルを踏んだ感じの突きはモーター車らしい感じで、なめらかに力強く加速していくのが印象的です。

 

特に住宅街の坂道やオーバーパスの坂道などで

アクセルを踏んだ時の力強さはエンジン車と比べるとシームレスに力強く加速するなと

感じられます。

ちなみにこの車の車重は1,060キロですが、それに対し、

なんと最大トルクが170N・mもトルクがあるんです!

 

やはり車の軽さとトルクの力強さは

この車にとって大きな武器になっているなと感じられます!

 

乗り心地

乗り心地も非常に良くなっています。

車重もGグレードだと1,060キロと重くないですが、全体的にしっとり感を感じられる印象です。

 

コンパクトカーはバタつき感や落ち着きのなさを感じやすいと思いますが、ハイブリッドになったことによってガソリン車と比べ90kg増したので

全体的に車の動きが落ち着いています。

それに加えてモーター駆動ならではのシームレスな乗り心地なので、個人的には大満足です!

 

新機能

Sペダルという名のスマートペダル機能がついています。

ボタンひとつで簡単に切替が可能であり、アクセルを離すだけで減速するため、アクセルからブレーキへの踏みかえ頻度が少なくなります。完全停止はしないため、停止する際はブレーキ操作が必要です。

Sペダルはドライバーの負担を軽減し、燃費向上にも繋がります。

 

ハイブリッドには電動サイドブレーキが採用されました。

それに合わせてブレーキホールド機能もついているので、信号待ちでブレーキペダルを離していてもブレーキが効いている状態が続きます。

このサイズのコンパクトカーでブレーキホールドがつく時代になったんですね〜!!

 

ハンドリング

曲がる際にステアリングを動かすと、ボディの剛性感と足回りがすごくシャキっとしている印象です。

足回りがへこたれるような感じはなく、ハンドルを切ってもロールオーバーになるような感じは全くないです。

 

サイズと街中での走行性能

サイズも全長3,995mm、全幅1,695mmとボディサイズは小さいですね。

狭い道を通ってみましたが、安心して通れるサイズです。車の小ささはすごい武器だと感じます。

住宅街などの狭い場所でもボディサイズはすごいありがたいのではないでしょうか。

街中を走ってみて、ボディサイズが小さいからといって不安定だとは感じません。

街中では使いやすいサイズ感といった感じです。

目線が高くてボディが小さいだけにボンネットも小さく、距離がつかみやすいです。

住宅街を走行する速度域であれば、エンジンもかからないので静かに走ることが出来ます。

夜間などでも気を使わずに走行できるのはメリットが大きいですね。

 

急勾配があってもある程度はモーターの力強さで登っていけます。

個人的には、住宅街の30km/h以下の低速域や登り坂では、ガソリン車との違いがわかりハイブリッドの良さが光ると思います。

 

◆高速道路の走行性能

(↑首都高入口)

アクセルを踏むと、エンジンは結構うなるんですが、しっかりと加速していくような感じです。

特にエンジンの回転がある程度上がったら(加速しきったら)じわじわと加速するような感じです。モーター車特有のアクセルレスポンスの良さと言うのは正直あまり感じないですが、力強さは結構感じます。

 

力強く、ぐいぐいと坂道を加速していくのが特徴です。

コーナリングもかなりいいですよ。

全体的に落ち着いた動きではありますが、足回りもすごいシャキっとしていてハンドルを切るようなシチュエーションでもいいですね。

新しいDNGAプラットフォームもすごくいいです。

プラットフォームに合わせて足回りもしっかりしてますね。

ハイブリッド車は重量が増えた分、専用にバネやショックアブソーバーの特性を変更しているようです。

なので、乗り心地も良いし、車の重さもを上手く利用している感じがします。

直進安定性もこのコンパクトカーのサイズでは珍しいくらい芯のある感じがします。

こういうコンパクトカーって高速道路に行くとだいたい不安定な動きをするのですが、この車は安定しています。

首都高の運転が楽しくなっちゃいますね!!

 

こういうハイト系のコンパクトSUVで首都高の運転が楽しめる時代になったんですね〜。

走りを楽しめるレベルまで走りは進化していますよ。これには驚きです!

 

◆高速道路でのハンドリング

ハンドルをグイグイ切っても車がついていきます。

ボディ、足回りもしっかりしていて、熟成されているといいますか。乗り心地と走りのバランスがちょうどいい感じですよ。

コーナリングの安定性もしっかりしていて直進安定性も問題ないので長距離ドライブにはもってこいでしょうね。

 

◆便利な機能と燃費

今回のGグレードにはついていませんが、Zグレードになれば前車速追従機能付きACCなのでさらに楽になるでしょう。

※ACC=アダプティブクルーズコントロールといい、走行中に先行車の様子を検知しながら、設定したスピードの範囲内で前にいる車との距離のキープを支援する機能。

 

ワンペダルドライブ(S-ペダル)も慣れたら便利でしょう。

どうしても慣れないという方はオフにすることも可能です。

 

オフにするガソリン車と同じような印象になります。

燃費が悪くなるので、燃費を重視される方はワンペダルドライブをオンにしたほうがいいでしょう。

 

不思議なんですが、ワンペダルドライブをオンにしているときとオフにしているときで吹け上がりが違います。

意図はわかりませんが、オフにしている方が吹け上がりがよく感じます。

ステアリングのフィーリングも明らかに変わります。オフだと軽くなります。

電気の回収率の違いからくるものなのでしょうか?疑問です。

 

ドライブモードですが、標準とECOモードがあります。

アクセルのレスポンス以外は変わらないかなという印象です。

 

燃費を重視するなら、ワンペダルドライブをオン、ECOモードにしておくと良いでしょう。

 

◆残念な点

個人的に唯一残念なのはステアリングの高さ調整で、チルト操作しかできないことです。

最近の車だとテレスコピックが付いている車が多いですが、この車にはチルトしかついておりません。

そこが理由で購入するのをやめるという方も結構いるんじゃないかなぁと思います。

そのためシート位置を足のポジションに合わせると少しステアリングが遠く感じてしまいます。

 

◆まとめ

全体的に予想を超えています。

同じハイブリッド方式のノートe-POWERと比べると控えめな印象ですが、全体的に良さが光っているという印象。

アクセルを踏んだ時の力強さはもちろん、なめらかさだったり乗り心地の良さはガソリン車に比べて良くなっています。

それに加えハイブリッドになったことによって重量が90kgほど(グレードによって異なる)重くなっているんですが、重さを上手く利用し、快適な乗り心地を演出しています。

小さい車がほしいけど乗り心地の良く 力強い車がほしいという方にとってはこの車はおすすめです。

 

◆新型ライズ スペック比較

最後に、新型ライズのスペック比較はこちらになります。

グレード エンジン 排気量 駆動方式 トランスミッション
X 直列3気筒NA 1,200cc FF CVT
直列3気筒ターボ 1,000cc 4WD
G 直列3気筒NA 1,200cc FF CVT
直列3気筒ターボ 1,000cc 4WD
直列3気筒NA(HEV) 1,200cc FF 電気式CVT
Z 直列3気筒ターボ 1,000cc 4WD CVT
直列3気筒NA 1,200cc FF
直列3気筒NA(HEV) 電気式CVT

 

その他にもYoutubeでも詳しくお話ししていますので、是非そちらの方もご覧ください!!

以上、ABEXでした!